親の責任 - 2020.06.23 Tue
逃げないでいいし、逃げる必要もない
苦しいことは当たり前にある。何故かといえば・・・それは成長するために他ならない。成長したいと努力するから、夢を掴みたいと努力するから、当たり前に苦難困難はやってくる。それが普通であり、誰でも同じである。だから逃げないでいいし、逃げる必要もない。下の方が自由にできるとか、下の方が面白いとか・・・そういう方向に逃げてみても、現状を改善することはできない。
選手は常に上を目指すべきである。上に行けない理由を、周りがつくってやる必要はない。苦しいときこそ成長できるときであり、陰でやった努力は必ず実る。見ていてくれる人は必ずいると信じて歩む・・・いまできることは、逃げずに前を向くってことしかないんだ。自身の課題=できないことは沢山あるはずで、できるまで努力すれば必ず成長できる。成長すれば、評価されないはずがない。
いかに優秀であっても、優秀な選手同士が同じポジションであれば出番が減る。例えばGKというポジション、Bチーム登録の3番手GKよりAチーム登録の2番手GKの方が出番が少なくなることも多い。経験を積ませるために、BチームのGKを2番手にするチームも少なくない。GKかFPに関係なく、名門高校では当たり前の感覚である。どちら側の選手にもメリットがあると言える。
様々な理由から、指導者が選んだ選手が、指導者の評価通りとは限らない・・・これを知っておいてほしい。小学生か中学生か高校生か、選手の年齢や指導者の視点の違いで、育成方法も違うと知っておいてほしい。それを考えるのは指導者の役目であり、我が子可愛さのあまり目の前しか見えない親がいるとキツくなる。高校生にもなれば選手は大人であり、指導者は選手と話すものである。
率直に伝える指導者もいれば、全く伝えない指導者もいる。意図を伝えるメリット、意図を伝えないメリット、選手の成長のために指導者は試行錯誤している。我が子可愛さのあまり、我が子を使わない指導者を信用できなくなる親も少なくないが、後の我が子の成長を見たときに恥ずかしい思いをするのは・・・決まって我慢できない親の方である。
親の言葉や態度で恥ずかしい思いをするのは、他の誰でもない選手本人=我が子である。頑張っている選手の足を引っ張るような大人では情けない。親が苦しむ必要はないのだが、分かっていても難しい。自分が親として頑張ったことは、息子の出場に関係なく、できるだけ足を運んで試合を観に行ったこと。ピッチでもベンチでもスタンドでも、ちゃんと息子の顔を見ておくことが親の責任。
カッコ良く書いてみたが笑、高校1年の冬までは苦しかった。夫婦で観に行くが、気持ちよく帰れたことは一度もなかった。それでも観に行った・・・試合ではなく、悔しい思いをしながら歯を食いしばってる息子を。ピッチに立っても交代の一番手、隣にいた女房の顔は見れなかった。これくらいの経験はしているからな・・・堂々と偉そうなことは言わせてもらいたい笑。
話を聞くときには、できるだけ笑顔で聞く方がいいな
笑顔で安心させて、背中を押してやることくらいしかできん
乗り越えたときに、頑張ってよかったなって言えるように
子供の気持ちを尊重するのと、甘やかすのとは違う
そこを履き違えると、物事はよくない方向へ行ってしまう
夢と向き合っているのは愛する我が子であって・・・親ではない
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